ライフ

「子ども部屋」はいつから必要になる?用意する目的とメリット

子ども部屋を用意するタイミングについて、迷っているご家庭も多いのではないでしょうか。日本では添い寝が主流になるので、一人部屋を用意せず子育てしているご家庭も少なくありません.

欧米では、赤ちゃんの頃から一人寝をする習慣があるので、生まれてすぐに一人部屋を用意しています。

子ども部屋はいつから用意するべきなのか、目的やメリット、注意点などをご紹介していきます。子ども部屋で悩んでいるご家庭の参考になれば幸いです。

子ども部屋を用意する目的とは?

子ども部屋を用意する目的は、子どもの年齢によっても変わってきます。

例えば、勉強するための部屋として用意することもありますし、子どもが一人で寝られるように用意することもあります。

まずは目的を整理することから始めていきましょう。

子ども部屋も幼児期・小学校低学年・高学年ごとに気を付けるポイントは違うため、どんな目的で部屋を用意するのかを考えていくことも大切です。

子どもによっても個人差がありますので、あくまでも参考にしつつ、子ども部屋を用意することを検討してみてください。

幼児期からの場合

幼児期から子ども部屋を考えているご家庭の場合、将来大きくなったときのために事前に用意していたというケースが多いのではないでしょうか。

幼稚園に入るタイミングで自立心を育てたいと考えるパパ・ママもいます。

幼児期に一人で部屋にいられる時間は短いものの、自分の時間も大切にしてほしいという思いもあります。ただ、日中はもちろん寝るときも親と過ごす時間が多い年齢になりますので、子ども部屋の必要性はそこまで感じません。

おもちゃなどの荷物置きとして使っているご家庭もあります。

小学校低学年からの場合

小学校に入学するタイミングで子ども部屋を用意することが多くなります。子どもから「自分の部屋が欲しい」とお願いされることもありますし、自分で管理することの大切さを教える時期です。

ランドセルのなかに教科書を入れ替えるなどの準備も多くなり、一人で支度をすることもあります。とはいえ、学習はリビングでしているご家庭もありますし、子ども部屋を使っても思うように機能していないなんてケースもあるようです。

下に小さなお子さんがいるとある程度大きくなってから、一緒に寝てほしいと焦らず見守る姿勢の親御さんも多いようです。子どもの性格によっても変わってくる時期です。

小学校高学年の場合

小学校生活も慣れ、思春期に近付くと一人部屋を希望することもあります。親御さんにとっても寂しく感じることもありますが、子どもが成長し自立しようとしている証拠です。子どものプライバシーを尊重するためにも、子ども部屋を用意するようにしましょう。

受験を控えていると勉強する時間も増えますし、一人で過ごす時間を楽しく感じることもあります。部屋にこもる機会も増えてくるので、高学年から子ども部屋は必要になってきます。

子ども部屋を用意するメリット

子ども部屋を用意するメリットにはどんなものがあるのでしょうか。

子どもの自立心を養える

子ども部屋を用意することで、整理整頓や身支度など自分で管理する気持ちが育ちます。また、勉強は自分の部屋で行い、リビングはおやつを食べる場所などメリハリをつけることでより集中しやすい環境を整えることに繋がります。

子ども部屋が散らかっていると、つい整理してあげたいと考えてしまう親御さんもいるかもしれません。

手を貸し過ぎず、子どものペースに合わせ見守ることも大切です。自分で片付けないといつまで立っても覚えません。自分の部屋は自分で管理することを、早いうちから教えていきましょう。

友達との時間も大切にできる

小学校に入ると、友達と過ごす時間も格段に増えてきます。子ども部屋を用意しておいた方が、友達も呼びやすくなります。リビングで過ごすことになってしまうと、親の視線も気になりますし、お互いに気を遣うことになります。

またリビングが散らかってしまい、片付けが大変だと感じる親御さんもいるのではないでしょうか。子ども部屋があればその心配もありません。お互いのプライバシーを尊重することにも繋がります。

まとめ

子ども部屋を用意するタイミングは、小学校に上がり子どもの自立心を育て自分で管理できる子になってほしいと考えるケースが多いようです。子ども部屋をどうするか悩んでいるご家庭にとって、まずは目的を明確にしていきましょう。

子ども部屋を作るメリットもありますが、その反面何をしているのかわからなくなってしまうデメリットもあります。

子どもが希望したタイミングで使えるように、準備しておくのも一つの方法です。子ども部屋を用意したら、できるだけ見守る姿勢で子どもの成長を楽しむようにしてくださいね。

記事を書いたひと

中ノ瀬ユウ

アバター画像

Webライター weareでは、主に子どもの学びを中心に執筆しています。

記事一覧を見る

Ranking

人気記事

関連記事

Key word