学び

低学年向け「はじめての読書感想文」ポイントを押さえて楽しく書こう!

小学生の夏休みの宿題といえば「読書感想文」ではないでしょうか。どんな題材で書いたらいいのか迷ってしまい、最後まで残ってしまう…なんてケースも少なくありません。

小学校低学年だと自分で本を読むのも難しく、長文なんてそうそうかけるものではありません。そんな低学年向けに、はじめて読書感想文を書く時のコツを紹介していきます。

低学年の読書感想文、親はどこまで手伝う?

まず、低学年の場合、親がどこまで手伝うべきなのか悩むものですよね。なかには本を読む習慣がついていない、本を読むのが苦手な子どももいます。

学校から出された宿題だし、手伝っていいのかも心配になるでしょう。低学年といっても1年生なのか2年生なのかによっても変わってきます。

例えば、1年生であれば読み書きには個人差もあります。まだ、本を読むのが難しいときは一緒に本を読むようにしてあげましょう。また文章を書くのに慣れていないので書き方も一緒に考え誘導してあげるのをおすすめします。

2年生は、読み書きもできるようになっていますので、自分でできる限りできるように促します。

書き方がわからず悩んでしまったときは、アドバイスを伝え、手伝ってあげるといいでしょう。

家庭によっても教育方針が変わりますので、無理のない範囲で臨機応変に対応していくことが大切です。

読書感想文の書き方4つのポイント

子どもの読書感想文を書くときに、覚えておいてほしいポイントがあります。

どんな工夫をしたら子どもが読書感想文を書けるようになるのか悩んでいる親御さんも、ぜひ参考にしてみてください。

問いかけながら子どもの”好き”に合う本を一緒に選ぶ

読書感想文で最も重要なのが、題材とする本の選び方です。どんな本を選ぶのか子どもだけでは判断するのが難しいケースもあります。

一緒に書店もしくは図書館に行って子どもが興味を持ちそうな本を探してみましょう。書店によっては夏休みの課題図書や推薦図書を紹介しているところもありますので、そのなかで選ぶ方法もおすすめです。

本を選ぶ時に親がつい口出ししてしまいそうになりますが、子どもの好みを優先することを大切にしてください。

例えば、子どもが好きなキャラクターが出ている絵本や、イラストが多いものでも読書感想文であれば問題ありません。

本を試し読みしてみて子どもが興味・関心を持っているものを選ぶようにしてあげましょう。

印象に残ったところは付箋を貼っておく

本を読んでいて気になったセリフや言葉があれば、付箋を貼っておくのもおすすめです。

子どもによっても印象に残るところは違いますし、後から見直したときに「どうしてここに付箋を貼ったのかな?」と聞いてみると、子どもの考えがわかるようになります。

特に低学年のうちは自分の考えを表現するのが苦手です。そのため、うまく引き出してあげる工夫が必要になります。

本を読んでいて子どもが「どうして?」など質問したときは、すぐに答えるのではなく「どうしてだと思う?」と問いかけ、一緒に考えるようにしましょう。

子どもの答えをメモで残しておくと、あとで読書感想文を書くときにも役立ちます。

自分に置き換えて主人公の気持ちをイメージする

本を読むときに、主人公を自分に置き換えてイメージすることも大切です。もし自分が主人公の立場になったら…と考えると本に対して見えてくる部分も変わってきます。

例えば、どうしてこんな行動をしたのだろう、こんな発言をしたのだろうと興味を持つきっかけにもなりますね。

子どものなかで出てきた気持ちは、付箋などでメモしておくのをおすすめします。

本が好きな子どもは、自然と「主人公になったら」がイメージできます。作者がどうしてこの本の内容にしたのか、伝えたいことは何か想像できると本の楽しさがわかります。

そのためにも親御さんが積極的に問いかけてあげてください。

骨組みを3つから4つ決める

本を読み終えたら、気になるところを付箋したメモを見ながら整える作業を行いましょう。

まずはどの順番にするのかを考え並べたほうがスムーズに作業ができます。付箋を見ながら、気になった部分をノートにまとめていきます。

このとき子どもと話しながら、意見を出しなうなど一緒に作業をしていくことが大切です。

考えを述べることで、新しい発見があるかもしれません。また、低学年のうちは以下の骨組みによって作るとスムーズです。

  • 書き出し
  • 本のあらすじ
  • 気になる部分
  • 読み終えたあとに感じた気持ちの変化

例えば書き出しなら、どうしてこの本を選んだのかきっかけを文頭にします。

その後、本の内容を簡易的に説明しつつ、一番伝えたいことから書いていくとスムーズです。

最後の読み始める前と読んだあとの気持ちの変化は、子どもの考えを引き出すことにもつながります。この骨組みを意識しながら読書感想文を書いていきましょう。

まとめ

低学年の子どもにとって、読書感動文を自分で読み書きするというのはハードルが高いものです。

どうしたら苦手意識を持つことなく本に興味を持ち自分の意見を形にできるのかを考えるようにしていきましょう。

記事を書いたひと

中ノ瀬ユウ

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Webライター weareでは、主に子どもの学びを中心に執筆しています。

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