親子クッキング!2歳児と作る「型抜きポテト」
こんにちは!保育士歴11年、子育て歴2年のエミです。
今回は、最近おままごとに興味を持ち始めた娘と作っている、「型抜きポテト」の作り方をご紹介します。
「子どもと一緒に料理を作ってみたいけど、初めてでも出来るかな?」「どんな風にしたら子どもと楽しめるかな?」と思う方がいるかと思います。体験談を通して、皆様のお子さんと楽しく料理を作る参考になりましたら嬉しいです。
「型抜きポテト」の材料
食材
・じゃがいも 3個
・片栗粉 大さじ 3~(じゃがいもの水分量に合わせて調節)
・塩ひとつまみ
・揚げ油
道具
・型抜き (もし型がない場合コップなどを代用してください)
・めん棒
・マッシャー
・ラップやクッキングシート
☆重要なもの☆
・親の心のゆとり(ハプニングが起きても「大丈夫」と受け止められる)
・時間のゆとり(時間にゆとりがあると、心のゆとりにも繋がります)
「型抜きポテト」の作り方
1.じゃがいもの皮をむいて切る
熱を通しやすくするため、小さく切る。
2.耐熱皿に入れてふんわりラップをかけてレンジでチン!
加熱の目安は、じゃがいも3個の場合は600Wで9分。
(あまり加熱過ぎるとじゃがいもが固くなります。)
*鍋で茹でても大丈夫です。お好きな調理方法でどうぞ!
☆ここまでは包丁を使うので、親が準備をします。
3.じゃがいもを潰す(ここから2歳児の出番です!)
まず、親が手本を見せます。マッシャーに興味津々で、「貸して貸してー」と手を伸ばしてきました。マッシャーを渡すと「ぎゅっぎゅっ」と掛け声をかけながら潰していました。
「ぎゅっぎゅっと力いっぱい押せてすごいね!」など声をかけ楽しめるようにしました。
*じゃがいもが袖について汚れるので、腕まくりをしたり長袖タイプのエプロンを着たりすると良いと思います。
4.つぶしたじゃがいもに片栗粉、塩を入れて混ぜる。
じゃがいもの生地をまとめる為に、水(分量外)を加えて調節します。(下の写真)
食いしん坊の娘はつまみ食いを何回もしていました。大人でも目の前に美味しい物があると、ついつい、つまみ食いをしてしまう事があると思います。子どもならなおさらの事です。「ダメ!」と叱るのではなく、材料を少し多く準備し「つまみ食い」を楽しむ時間にしてもいいと思います。
5.生地を約1㎝の厚さに伸ばす。
下にクッキングシートを敷き、生地をのせその上にラップをします。
上の写真の様に、ラップの上から手で押しながら伸ばす。娘は楽しみながら「ぺータンぺータン」と言い伸ばしていました。
初めは、下の写真の様にめん棒を使ってみましたが、力加減が難しくうまく伸ばせませんでした。お子さんに合った方法を試して下さい。
※約1㎝の厚さと書きましたが、手で押すと厚さが均一になりませんでした。出来る範囲で厚さを整えれば問題ありません。
6.型抜きをする。
はじめに型抜きをどのように使うのか、手本を見せながら教えました。その後は、「ぎゅぎゅ」と言いながら色々な形の型抜きを楽しんでいました。
※押さえる力が弱いとうまく型抜きが出来ないので、上から子どもと一緒に「ぎゅー」と言いながら押すときれいに出来ました。
型抜きが終わった生地を並べると、嬉しそうに「きらきら(星の事)」、「ハート」と言いながら指を指していました。
7.フライパンに油(大さじ3)を注ぎ、180℃で揚げる(ここからは親が行います。)
上下ひっくり返してこんがり揚げる。
完成しました!初めて子どもと一緒に作った型抜きポテトなので、皿に載せた時に「早く娘と一緒に食べたい!」と思いました。
初めて親子で作った料理を食べてみよう!
自分で作った型抜きポテトを見つけると「あったー」と大喜びで食べていました。
「一緒に作って楽しかったね!」「おいしいね」など会話をしながら食べる事ができ、いつもの食事よりおいしく感じました。
子どもに声を掛ける時に意識したポイント2つ
1.「すごいね!」だけではなく、どうすごいのか伝える
子どもを褒める時など、ただ「すごいね!」と言うのではなく、「型抜きが上手に出来てすごいね!」や「マッシャーを使えてすごいね!」など何が「すごい」のかを具体的に伝える。具体的に褒める事で、子どもに伝わりやすくなります。
2.失敗しても怒らない
ママやパパにとって簡単な工程でも、手先がまだまだ発達途中の2歳児には難しい事です。例えば何かをこぼしてしまった時、2歳児でも「しまった」と焦っている所にママやパパから怒られると、やる気がなくなってしまう事があるかもしれません。わざとではなく一生懸命取り組んだ中での失敗なら、嫌な表情を見せず「拭けば大丈夫だよ」などと声を掛けます。
多少失敗しても「大丈夫」と受け止められる様に、心のゆとりが必要になります。
親子クッキングを通して保育士目線で感じた事
2歳児は「自分でやりたい」という自立心、自我が芽生える時期。その子どもの大切な気持ちを汲み取り、挑戦し「出来た!」という達成感、満足感を味わう事が大切です。また、大好きなママやパパに褒められる事で自信もつきますし、心の成長を促す事にも繋がり、自分で作ったものを食べる喜びは食育にもなります。
2歳児といっても子ども一人一人成長の度合いや性格、興味のある事など違うので、お子さんに合った出来る事を一緒に楽しんでみてください。
必ず大人のサポートは必要になりますので、雨の日やどこにも出かけたくない日など、心のゆとりがある時、時間がある時に作ってみて下さい。
親も楽しむことが大切です(^^♪
母目線で感じた事
今回初めて一緒に料理をしてみて、娘がこんな事も出来る様になったんだなと成長を感じました。出来る事、挑戦したい事はどんどんやらせて成長を見守らないといけないなと思いました。これからも簡単な料理のお手伝いをしてもらおうと思います(^^)
ぜひお子さんと一緒に作ってみて下さい!
記事を書いたひと
エミ
保育士歴10年、子育て歴2年のエミです。 おすすめの絵本や子育ての実体験などを記事にしていきます♪ 皆さんのお役に立てたら嬉しいです。
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