お片付けできる子に育てるための3つのポイントと練習方法を紹介
子どもがお片づけをしてくれない…と悩んでいるママは多いものです。おもちゃで楽しく遊んだ後はお片づけまでしてほしいと思うのは、親として当然だと思います。
ただ、片づけてと伝えるだけでは、子どもはなかなか動きません。
片づけができる子に育てるためにはどうしたらいいのか、上手に意欲を育むためのポイントも含め解説していきます。
まずは、お片付けの意欲を育もう
子どもに「片づけてね」と伝えても、すぐに行動に移してくれることはほとんどありません。そもそも、おもちゃで遊んだあとは片づけなくてはいけないと理解していないため、まずはその概念を親が教えていく必要があります。
片付けしてねと伝えるだけでは、子どもにとっては抽象的過ぎます。
そのため「この車はおうちに返してあげようね」「ぬいぐるみのおうちはどこかな?」など、何をどこにしまうのか、具体的に伝えてあげましょう。
一度片づけを教えただけではすぐにできないこともあり、ちょっと根気がいるかもしれません。
お片づけを子どもに教えると、こんなにたくさんのメリットがあります。
- お片づけを通して本当に必要なものを判断する力が身につく
- 頭のなかを整理して優先順位をつけられるようになる
- 先を見通して行動ができるようになる
- 片づけをして褒められた経験が子どもの自信に繋がる
など、子どもにとって必要なことを片づけを通して学べます。
ママにとっても、子どもが片づけを自分からしてくれることで、片付けの負担が軽減されます。
部屋のなかが片付ききれいな状態になると気持ちもすっきりとします。子どものお片づけは、1歳から教えられるともいわれています。
そのため「子どもがまだ小さいから…」と片づけを諦めるのではなく、どうしたら片づけをしてくれるか?を考えていきましょう。
子どもの片付けの意欲を育めるかどうかは、親次第ともいえるのではないでしょうか。
お片付けのポイント3つ
子どもにとってお片づけにたくさんのメリットがあることはわかりましたが、どうやって教えたらいいのか迷っているママもいるのではないでしょうか。
おもちゃに対して感謝の気持ちを伝えながら、擬人化すると子どももイメージしやすくなります。他にもどんなポイントに気を付けたらいいのか、お片づけのコツをご紹介します。
収納ボックスにラベリングして分かりやすくする
子どものお片づけをわかりやすくするための、ラベリングもおすすめです。たとえば、洋服をしまう棚にラベルを貼る方法があります。
洋服を棚ごと種類分けしておき、扉の部分にシール(100円ショップにも売っている)を貼ってわかるようにしておくと、子どもにとっても片づけやすくなります。
ズボンやスカート、靴下などイラストになっているシールがあり、気軽に購入できます。
子どもと一緒にイラストを描く方法もおすすめです。特に幼稚園や保育園などの集団生活が始まると、荷物も多くなります。
自分で用意できるように促していくためにも、ラベリングは習慣づきますし便利です。
その他入れを作っておく
おもちゃの片づけをしていると、どのグループに入れたらいいのか迷うことも出てくると思います。細かく分けるとケースや棚もどんどん増えてしまい、片づけが複雑になってしまいます。
そのため「その他入れ」を作っていき、片付けで残ったものをその他に入れられるようにしておきます。どこに入れるか迷っているうちに、片付けの意欲がなくなってしまったり、時間がかかり過ぎてしまうこともあります。
子どもにとってもわからないものを入れる場所が決まっていることで、片付けの難易度を下げ習慣づけることにもつながります。
完璧に片付けようとしないこと。大人でも難しい片づけであることを認識しましょう。
お片付けの時間を決める
子どもの片づけは、時間を決めておくのもおすすめです。1日のなかでこの時間になったら片づけようと約束しておきます。目安をわかりやすく決めておくことで、無理なく習慣化できます。
たとえば、お風呂に入る前には片づける、寝る前はおもちゃで遊ばないなど子どもとルールを決めておきます。
時間を意識する癖もつきますし、子どもにとっても目安があるほうがわかりやすいのでおすすめです。時間で切り替えができるようになれば、気持ちの切り替え方も覚えられるでしょう。
まとめ
子どもにとって片付けはたくさんの学びがあります。小さなうちはどう教えていいのか戸惑うこともあると思います。
子どもにとっても遊びたい気持ちがありますし、すぐにお片づけができるようになるわけではありません。
まずは子どもの気持ちに寄り添う事、片づけやすくなるようなレイアウトやラベリングも含め工夫していきましょう。
子どもが自分で片付けができたときは、思いっきり褒めてあげてくださいね。それが自信につながり、片付けを通して子どもの意欲も育てられると思います。
記事を書いたひと
中ノ瀬ユウ
Webライター weareでは、主に子どもの学びを中心に執筆しています。
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